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居住用賃貸の不動産鑑定評価において、需要者が「地上げ屋」とあるが、最有効使用との関係で意味が不明確との指摘です。これはなかなかの表現です。審査員の方も驚いたものと予想されます。
個人的には面白いと思いますが、公的証明書としての機能が不動産鑑定評価書にはありますので、地上げ屋のようなくだけた用語は使用しない方がいいと思います。
仮に、この不動産鑑定評価書が裁判で採用されるようなことがあった場合、裁判官の印象が悪くなる可能性もあります。
内容に戻りますと、需要者が地上げ屋=不動産買取業者だとすると、そもそも居住用賃貸自体が明らかに最有効使用ではないものと思われます。
最有効使用でないと判断したなら、その根拠並びに価格にどのように反映させたかは説明する必要があるように感じます。
確かに築40〜50年程度のアパートはあります。
現に私は浪人時代、住んでいたことがあります。
あの当時、窓枠は木製で、共同便所・風呂なし、家賃が18,000円だったと記憶しております。
東京の渋谷区というところにあり、今もグーグルストリートビューで見る限り、現存しております。
あのアパートを仮に鑑定評価するとなると、やはり不動産買取業者が需要者になるかと思います。
収益物件としてはうーんと言う感じですね。取得するのは安く取得できるかと思いますが、建物管理が大変でしょう。火事になれば一発でアウトと断言出来ます。道路付けも良くないので、戸建もしくは共同住宅開発可能なのかは役所調査しなければ分かりません。